Point of No Return

+1度  氷河溶解によりペルー等で飲料水/農業で影響。
    アフリカで作物収穫現象、クイーンズランド
    熱帯雨林の50%減少など。

+1.5度 インド洋中心にサンゴ礁が死滅。グリーンランド
    気温が2.7度を超え、氷床の全面溶解開始。

+2.0度 海面上昇とサイクロンの巨大化。10〜28億人に
    水ストレス。サンゴ礁の97%が死滅、世界的に
    穀物収穫量激減し1200万人〜2億人が
    飢餓リスクにさらされる。

+2.5度 豪州カカク湿地・中国北方森林が完全消滅。
    南アの固有植物2800種が消滅。
    アフリカのグレートレイクのエコシステム崩壊。
    チベット高原の永久凍土が溶解し砂漠化

+3.0度 世界人口の50〜60%がデング熱にさらされる。
    西南極大陸氷床の不安定化

(中略)

なお山本良一教授のシミュレーションによれば、

+1.5度  2016年  (生態系の多くが壊滅的打撃)
+2.0度  2028年  (人類を含む生態系の多くが絶滅の危機へ向かうポイント・オブ・ノーリターン)
+3.0度  2052年
+4.0度  2069年

という結果ということです。

ちなみに、NASAのHansen教授が発表した2001年〜2005年の5年間における気温上昇研究の結果は、全地球で+0.54度であった、とのことです。20世紀中の気温上昇が+0.6度とされており、
これに+0.54度を足し合わせると、直近は既に+1.14度まで上昇したこととなり、山本良一教授のシミュレーションである2016年で+ 1.5度は、ほぼペースとしても不自然ではないといえる、とのことです。なお、山本良一教授の仮説では、+1.5度を達成すると、その後の対策を施しても +2.0度は回避できないと考えられ、+2.0度を達成すれば、即座に人類が絶滅する訳ではないとしても、人類の滅亡へ向けてポイント・オブ・ノーリターン(引き返せないポイント)を超える可能性が高い、とのことです。


出典:http://mixi.jp/view_diary.pl?id=375647574&owner_id=4684454